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荒木悠 展覧会カタログ「LONELY PLANETS」
¥3,960
十和田市現代美術館企画展 「荒木悠 LONELY PLANETS」公式カタログ さまざまな文化・言語の間で起こる誤訳や誤解、本物(オリジナル)と複製(コピー)の関係をユーモラスに表現してきた映像作家・荒木悠、初の作品集 ◎青森でリサーチ・制作した新作を含む全19点の図版を掲載 ◎荒木悠インタビューも収録 十和田市現代美術館=監修 発売日:2024/1/26 A5判・上 152ページ 定価:3,600円+税 ISBN : 978-4-8459-2319-9 発行: フィルムアート社(https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2319-9/) <十和田市現代美術館公式サイトより引用> 十和田市現代美術館では、2023年12月9日(土)–2024年3月31日(日)まで、映像作家・荒木悠の美術館での初個展「LONELY PLANETS」を開催します。 日本とアメリカを行き来しながら育った荒木悠は、各地の様々な言語・文化間で起こる誤訳や誤解、オリジナルと複製の関係、それらが表出させる権力構造を、ドキュメンタリー、アニメーションなどの映画や映像作品で、時にユーモラスに表現してきました。 本展のタイトルは、世界的なシェアを誇る老舗旅行ガイドブック「ロンリープラネット」の名前が、ある歌詞の聞き間違いから生まれたことに親近感を覚えた荒木によってつけられました。そこには、青森を旅するように訪ね歩き、本展に登場する人々・風景・モチーフと偶然遭遇した作家の心境が重ねられています。本展ではこれまでのリサーチを経て、作家のテーマを展開した新作の映像作品4点と過去作品4点を公開します。異なる軌道を描く惑星のように独立した作品の数々は、真冬の十和田で偶発的に接近しあい、一つの天体を展示室に生み出します。 展覧会詳細:https://towadaartcenter.com/exhibitions/araki-yu/ ーーーーーーーーーー 【目次】 図版 Deep Search (digested version) ALMOST DOWN 複製神殿│Temple of the Templet 利未記異聞│WRONG REVISION Lost Highway (Sweded) The Last Ball ROAD MOVIE 密月旅行│HONEYMOON ÓLAFUR JB SOUTH *新作 OOPARTS *新作 炉|FUEL tempo 双殻綱:第一幕│Bivalvia Act I 双殻膜:第二幕│Bivalvia Act Ⅱ 仮面の正体(海賊盤)│Unmasked (Bootleg) NEW HORIZON *新作 ミチノオク│interstate *新作 インタビュー/論考/資料 悠は何しにこの街へ?──荒木悠インタビュー 聞き手:蔵屋美香 時間の彫刻 馬定延 なめらかなスクリーンとその敵 大坂紘一郎 ミスマッチ(Mismatch) ジュリアン・ロス(Julian Ross) LONELY PLANETS──複数性を持つ主体(たち)の軌跡 中川千恵子 作家略歴 作品リスト
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松田修 書籍「尼人」
¥1,980
おかん!おかんよ!現代美術は詐欺とちゃうねん!説明したるから読んでや! ダウンタウンをはじめ優れたお笑い芸人を次々と輩出する尼崎市。作者は、そんな尼崎のワケあり風俗街である「かんなみ新地」近くで生まれ育った。3人兄弟の長男。家は当然のようにドのつく貧乏。少年時代には2度鑑別所に入り、更生プログラムで行った美術館でピカソに出会い感動。トラックの運転手をやりながら、東京藝術大学に入り大学院まで出て、作品も高い評価を得るようになった。しかし、母親はいまだ息子のことを正真正銘、詐欺師だと思っている。本書は、そんな母親に向けて、また分断と貧富の差が広がる世界に向けて書いた貧民蜂起のためのスラム芸術論である。 著者:松田修 出版社 : イースト・プレス (2023/4/20) 発売日 : 2023/4/20 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 304ページ ISBN-10 : 4781620663 ISBN-13 : 978-4781620664
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風間サチコ 作品集「予感の帝国」
¥4,070
風間サチコの主要作品を網羅した初の作品集。 “祝福することのできない者は、呪詛することを学ぶべきだ!” ——フリードリヒ・ニーチェ 戦争への動員、成長ドリーム、国土の乱開発、ネット相互監視、核と原発の爆発……。 「終わった」と思っていた近現代のディストピアはいつだって滑稽に未来によみがえる。 黒と白の木版画にその暗黒の「予感」を鮮やかに刻み続けてきた美術家・風間サチコ初の作品集。 版画でありながら1点しか刷らず、冴えわたる技巧でユーモアと批評性を同じ俎上に乗せる。 2018年に「原爆の図丸木美術館」にて公開した超大型の最新作《ディスリンピック2680》をはじめ、画業20年の主要作品を網羅! 風間自身による作品解説や、新たな創作の一歩となる書き下ろし漫画も特別に収録。 海外でも高まる注目を受けて解説文などはすべて日英バイリンガル表記。 巻末論考は視覚社会史研究者の足立元氏が執筆。 「風間の闘争は、無理解や批判も伴うだろう、危険な賭けである。その危険に突き進むよう命じるのは、愛そのものではなかろうか。風間の作品をまとめた本書は、新しいかたちの、革命の版画集であると同時に愛の版画集だ」——足立元(本書論考より) 目次 第一章:黎明が落日を約束する予感の帝国 第二章:ぼんやりとした反目が住まう。籠城に相応しいトーチカ ——石上20余年(私のスローガンライフ) 第三章:コロニアル風のバルコニーに降臨。幸福のひな型 第四章:ダイナマイトとブルドーザーが創る泡沫のまほろば ——漫画「ディスリンピック2680」 ——論考:足立元「野獣性なる人間的なる愛の版画集──風間サチコによせて」 判型:A4判変型 / ページ数:144ページ / ISBN:9784255010892 / Cコード:0070 / 発売日:2018/11/17 / 朝日出版社
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卯城竜太 × 松田修「公の時代」
¥1,980
ウェブ版「美術手帖」で2018年12月〜2019年5月に連載された「The Public Times 〜 Chim↑Pom卯城竜太 with 松田修による『公の時代のアーティスト論』」を全面改訂し、新たな論として更新した1冊。 官民による巨大プロジェクトが相次ぎ、炎上やポリコレが広がる新時代。 社会にアートが拡大するにつれ埋没してゆく「アーティスト」と、その先に消えゆく「個」の居場所を、二人の美術家がラディカルに語り合う。 著者:卯城竜太/松田修 単行本 324ページ ISBN:978-4-255-01135-6 Cコード:0095 発売日:2019/09 発行:株式会社朝日出版社
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加藤翼「縄張りと島」
¥3,630
2021年7月から9月にかけて東京オペラシティアートギャラリーにて開催され、大きな注目を集めた、加藤翼の美術館での初個展「縄張りと島」のカタログであり自身初の作品集。 人々が知恵を出し合い、ロープと人力だけで巨大な構造体を引き倒したり、引き起こしたりする作品の原点とは何か? 「引き倒し」から「引き興し」への展開点は何だったのか? 東日本大震災の年に福島県いわき市で行なった《The Lighthouses – 11.3 PROJECT》(地域のシンボルである灯台を模した構造体を被災者や住民とともに引き起こした)、トランプ大統領誕生の年にアメリカのシアトルで制作した《Woodstock 2017》(4人の白人男性が互いに縛られながらアメリカ国家を演奏)といった代表作をはじめ、他にもマレーシア、メキシコ、ベトナム、香港など、世界各地で制作してきたこの15年間ほどの作品の数々を最新作まで網羅。 作品画像だけでなく、制作時のスケッチ、制作現場の写真、アイデアメモや図面など、資料も多数収録。作品解説ともなる対談2本と論考2本がそれらの間を有機的に縫って展開することで、作品理解にさらなる奥行きが生まれるつくり。もちろん「縄張りと島」展の展示風景も現場の雰囲気そのままに紙面で再現。 自然災害、都市開発、環境破壊などで地域のコミュニティが解体の危機に瀕するなか、人々が自発的に参画し、一体となって何かを実践することの意義を照らし出す。そして、ロープにみなぎる緊張そのままに、「ともに引っ張る」ことの原初的衝動を探りながら、分断や対立を超えた「協働」の可能性を見据える。ブックデザインは吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)。 「縄張りや境界線のない大空を自由に飛翔するすぐれた洞察力と批評性こそ、加藤翼というアーティストのたぐい稀な作家性に違いない」……堀 元彰(本書より) 発行年: 2021年10月 発行元: 朝日出版社 サイズ: A4判型 仕 様: 152頁 著 者: 加藤 翼 執 筆: 堀元彰(東京オペラシティ アートギャラリー)、ワン・ウェイウェイ(香港・CHAT) 言 語: 日・英
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Chim↑Pom エリイ写真集「エリイはいつも気持ち悪い」
¥3,080
2014年1月、多くの警官に見守られながら新宿の路上を舞台に敢行されたChim↑Pomエリイの「ウェディング・デモ」とLOVE&MADな宴会の一部始終。 社会常識や時代の価値に体当たりで挑む完全撮り下ろし作品、エリイの奔放な魅力に迫る写真群で構成された、800ページにもわたる圧倒的なボリュームのカオスなビジュアルブック。 撮影者は篠山紀信やレスリー・キーをはじめとする有名無名の目撃者たち。 斬新すぎるブックデザインは、楳図かずお『14歳』などで人の度肝を抜いた吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)。ページをめくるごとに、目の前で生々しく自由が更新される。 ■朝日出版社の特設ページ:https://www.asahipress.com/chimpom/ 判型:B5判 / ページ数:800ページ / ISBN:9784255007717 / Cコード:0070 / 発売日:2014/05/30 / 朝日出版社
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Chim↑Pom「芸術実行犯」
¥1,034
アートが新しい自由をつくる。 美術館で拝むだけがアートではない。アートは社会のリアルに切り込むための「武器」である。 世界のアートの動向と共におくる生き方としての美術入門。 「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ「アイデアインク」の第3弾。 画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。 目次 第1章 アートは自由な遊び場だ 第2章 アートで世界はひっくりかえる 第3章 アートは新しい自由をつくる おわりに 判型:B6判変型 / ページ数:180ページ / ISBN:9784255006642 / Cコード:0095 / 発売日:2012/07/06 / 朝日出版社
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八谷和彦「OpenSky」カタログ
¥1,000
〈OpenSkyプロジェクト〉は、メディア・アーティスト八谷和彦による「個人的に飛行装置を作るプロジェクト」として2003年に始まった。 宮崎駿監督作『風の谷のナウシカ』に登場する飛行機「メーヴェ」をモデルとした、実際に乗れる一人乗りジェットグライダーを制作し、飛行するという夢のようなプロジェクトは、同年に勃発したイラク戦争への憤りをきっかけとして生まれた。 2011年までのプロジェクトをまとめた一冊。 ページ:20ページ 発行:2011年 発行: 株式会社ペットワークス
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八谷和彦「OpenSky 2013-2018」カタログ
¥1,000
〈OpenSkyプロジェクト〉は、メディア・アーティスト八谷和彦による「個人的に飛行装置を作るプロジェクト」として2003年に始まった。 宮崎駿監督作『風の谷のナウシカ』に登場する飛行機「メーヴェ」をモデルとした、実際に乗れる一人乗りジェットグライダーを制作し、飛行するという夢のようなプロジェクトは、同年に勃発したイラク戦争への憤りをきっかけとして生まれた。 実現のために立ちはだかる様々な困難をひとつひとつ解決しながら13年の歳月を経た2016年、とうとうジェットエンジンを積んだ機体《M-02J》が大空を旋回。メーヴェに似た機体が鮮やかに空を飛ぶ様子はSNSなどを通じて拡散し、多くの人が目撃することとなった。 2013年から2018年までのプロジェクトをまとめた一冊。 ページ:42ページ 発行:2018年 著者:八谷和彦[PetWORKs]/ ぼろ太[FUTABA AFB] 発行元:サークルFUTABA AFB / PetWORKs
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田口行弘「MAMプロジェクト014 TAGUCHI YUKIHIRO」展覧会カタログ
¥1,300
2011年3月26日から8月28日にかけて森美術館で開催された田口行弘の個展「MAM プロジェクト 014」の展覧会カタログ。 発行日:2011年4月15日 発行:森美術館
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八木良太 作品集「サイエンス / フィクション」
¥2,343
2014年から2015年にかけて神奈川県民ホールで開催された八木良太の個展「サイエンス / フィクション」にあわせて発行された、八木の過去の作品を網羅した読み応え(観応え、聞き応え)のある作品集。 音響作品をはじめとして、オブジェや映像、インスタレーションからインタラクティブな作品など、表現手法は多岐にわたる。 それらをこの作品集で体験してもらうため、各作品にはQRコードが配され、そのリンクを通じて映像や音も同時に観賞することができる。 サイズ:142mm × 258mm ページ:192ページ 発行:2014年 ハードカバー 日英バイリンガル デザイン:ニコール・シュミット 発行:神奈川県民ホール
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朝海陽子 写真集「sight」
¥3,630
「見ること」と「見られること」の接点から生まれる新しいポートレートたち 朝海陽子初の写真集 「sight」は、被写体となる人物が自ら映画を選び、自宅でリラックスしながら映画を見始め、映画に没頭して無防備な状態になったころ、朝海がそっとシャッターを切ったシリーズ。写し出された被写体の服装や表情、部屋のインテリア、タイトルとなっている映画題名と都市名などの情報からは、被写体の人物像や日常を想像することができる。 朝海は全6ヶ国9都市で撮影したこの「sight」で、「被写体が映画を見ている」という極めて日常的行為の中、「見ること」と「見られること」が同時に進んでゆくさまを鮮明に写し出した。1本の映画という時間の中から切り取られた一瞬の光景には、映画の上映時間だけでなく、見ている人の日常の時間やその人の人生という長い時間も同時に織り込まれている。 サイズ:215 × 250 mm ページ:100 pages 発行:2011 ソフトカバー ISBN: 978-4-903545-68-4 アートディレクション:半田淳也 発行:赤々舎
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小泉明郎「帝国は今日も歌う」パンフレット
¥1,000
2017年に渋谷VACANTで開催された小泉明郎展「帝国は今日も歌う」(および同タイトルの映像作品)に合わせて制作された小冊子。 作家ステートメントやドローイング、また藤田直哉氏(SF・文芸批評家)の論考を掲載。 VACANTでの展示特設サイト: https://www.vacant.vc/todaymyempiresings パンフレットに関する訂正とお詫び: http://mujin-to.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/correction_apology.pdf